避雷針メーカー選びは事業継続のカギ
落雷は自然災害の中でも突然発生し、工場の操業停止やオフィス機器の故障、公共施設の利用停止など、甚大な影響をもたらします。特に企業にとっては「事業継続」に直結する問題であり、落雷対策を怠ることは大きなリスクとなります。
そのため、信頼できる 避雷針メーカー選び は経営層にとって重要な意思決定ポイントです。本記事では、最新の避雷針メーカーの動向や導入事例をもとに、選び方のヒントを整理しました。
避雷針メーカーの特徴と最新技術
従来型避雷針と新型の違い
従来の避雷針は「雷を集めて地面に流す」仕組みです。建物を守るためには有効ですが、雷を呼び寄せる特性があるため、地中に電流がうまく流れなかった場合、電気設備は激しく損傷します。また周囲に人がいれば、電流が濡れた地表を伝って感電するリスクもあります。
これに対し、近年注目されているのが 「落雷を呼び込まない」仕組みを持つ避雷設備 です。それが 当社のPDCE避雷球です。
- ・雷電流を呼び寄せる「お迎え放電」を抑制する機能を搭載
- ・既に自衛隊、鉄道、データセンター、化学コンビナート、通信施設など全国で4,400基以上が設置
- ・文化財やスポーツ施設にも導入されている実績
従来型の仕組みに疑問を感じていた企業や施設にとって、新しい選択肢となっています。
導入事例から見る避雷針メーカーの信頼性
避雷針メーカーを選ぶ際には「どこに導入されているか」という実績が判断材料になります。当社のPDCE避雷球は以下のような幅広い事例があります。
- ・スポーツ施設:東京オリンピック・パラリンピック(32会場:85基)、水戸ホーリーホックの育成グラウンド(照明柱に設置)、アコーディア・ゴルフ場(防雷施設83ヵ所を新設)
- ・観光施設:さがみ湖リゾートのアスレチックや吊り橋(標高370mの山頂に導入)
- ・エネルギー分野:神岡鉱業の水力発電所(送電鉄塔25基に設置)
- ・文化財保護:武蔵御嶽神社(国宝を守るため補助金を活用して導入)、富岡製糸場
- 防災施設:消防本部、行政防災無線鉄塔
(その他事例はこちら https://www.rakurai-yokusei.jp/pdce_case_study)
これらの事例は、単なる製品性能だけでなく「社会的に重要な施設で採用されている」という信頼性を示しています。
日本で唯一の抑制型避雷針メーカーです
当社では全国に4,400基以上 のPDCE避雷球が設置済みという実績があります。弊社は国内外に120件超の知財を保有し、抑制型避雷針のオリジナルモデル「PDCE避雷球」は国内の専用工場で組み立てています。導入数や分野の広がりから見ても、国内市場で確かなシェアを持っていると自負しています。
※ 「避雷球」「PDCE」[PDCE 避雷球」は弊社の登録商標です
避雷針メーカーのカタログ情報と導入の流れ
避雷針を検討する際には、メーカーのカタログや製品ラインナップを確認することが大切です。
PDCE避雷球の主な製品ラインナップ
- ・PDCE-Junior:一般施設向け
- ・PDCE-Magnum:大規模施設や高リスクエリア向け
- ・PDCE-Baby:戸建住宅や防災無線鉄塔用に軽量化されたモデル
弊社ホームページ「資料集」から、Data sheetや図面・CADデータもご覧いただけます。
また、導入にあたっては 設置費用も含めたリース契約 を利用できる場合もあり、初期費用を抑えた柔軟な導入が可能です。
導入の流れ(例)
およそ下記の段階を経てPDCE避雷球を設置いただけます。〈材工一貫〉も可能です。
1. お問い合わせ
まずは当社の問い合わせフォームやお電話にて、お気軽にご相談ください。
2. 弊社によるヒアリング
ヒアリングにより「落雷からどこを守るか」を最適化させ、大まかな設置案を提案いたします。
3. 現地調査(施設の立地や高さ、利用環境を確認)
弊社もしくは販売店(工事店)が現地にて、周辺環境、建物の素材や強度、電気設備の状況などを確認し、設置場所、機種の選定、設置工事について検討します。
【ご参照】 よくある質問「既に普通の避雷針が付いている場合はどうするの?」
4.設計・提案(保護エリアを図面化して提示)
調査結果に基づき、最適なプランをご提案いたします。
尚、工事費については、製品本体よりも設置工事費の方が上回ることが多く、
・既存避雷針があるのか
・新たに支柱を建てるのか
・クレーン車が必要か などにより大きく変わります。
5. 設置工事(既存施設との調整を行い安全に施工)
設置工事は避雷針専門の技術者が行い、建物の構造や電気設備に合わせて避雷球を安全に設置します。
設置工事に要する時間は通常半日ですが、建物の規模や設置場所によって異なります。
最後に接地(アース)を確認し、お客様に安心してご利用いただける状態となり修了です。
〇アフターサポート
弊社ではご購入後、10年間の製品保証をしています。避雷球自体に補充すべきものはありませんが、法定の検査に従っていただきますようお願いいたします。
公式サイトでは導入事例やカタログを確認できるため、まずは資料請求からご検討ください。
避雷針メーカーを選ぶ際のポイント
最後に、避雷針メーカーを選ぶときに押さえるべきポイントを整理します。
- ・実績:どの分野・どの施設に導入されているか
- ・シェア感:全国での設置基数や導入数
- ・技術・開発力:従来型か、新型の仕組みを採用しているか
- ・導入方法:リース契約など柔軟な選択肢があるか
- ・保守費用:導入後の点検・保守に、どれくらいの費用がかかるのか
まとめ:信頼できる避雷針メーカー選びを
避雷針メーカーは多数存在しますが、実績・シェア・技術革新を基準に選ぶことが大切です。特に、従来の「雷を呼び込む仕組み」ではなく「雷を呼び込まない仕組み」を採用した製品は、事業継続や安全確保の観点で注目されています。
信頼できるメーカーの情報を集め、必要に応じて公式カタログや導入事例を確認しましょう。
当社ではサイトより資料請求やお問い合わせができますので、お気軽にご相談ください。