落雷で燃える木造船は減ったけれど

 船舶に雷が落ちるとどうなるでしょうか?
 まずは落雷による火災が挙げられます。古くは大航海時代にさかのぼりますが、マストより高いものがない大海原で、木造船は落雷に遭いやすく、火災で完全に船が破壊されるということもありました。
 最近の船舶は、鉄鋼船では火災の心配は少なく、雷電流が金属の表面を素早く流れ、内部への影響は抑えられるとされています。しかし、無線機など電子機器が増えたことで、電子機器への被害に注意する必要があります。某海運会社の船は落雷によりレーダー、ジャイロコンパスが損傷しました。レーダーの損傷によって自船位置が測定不可となれば、夜間航行ができなくなり到着が遅延します。
 またFRP船は木造船と同様に、落雷により火災や損傷が生じる可能性があります。

電子制御の船舶に、雷を落とさない対策「PDCE避雷球」

船舶設置イメージ

 従来の、あえて雷を呼び込む避雷針ではなく、避雷球を船舶の一番高い位置に取り付けることで、雷を寄せ付け難くすることが可能です。高さ20mの位置にPDCEを設置した場合、PDCEを中心に半径100mのエリアが保護域となります。

PDCE避雷球の保護範囲について詳しく

PDCE避雷球はさまざまなケースで対応可能ですので、大型のタンカーや台船、小さな漁船/釣り船への設置もぜひご相談ください。

PDCE避雷球 製品情報

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