動画で見る落雷抑制
よくある質問
- 1.電気は要らないのですか?
- 答: 電源は必要としません。 地面との導通だけが必要です。
- 2.では、どこから電荷がくるのですか?
- 答: 地面で発生する電荷を利用します。雷雲の底部のマイナス電荷に誘起され、雷雲直下の地面にはプラス電荷が貯まります。それをアース線でPDCEまで導きます。
- 3.アースは必要ですか?
- 答: 接地抵抗はなるべく低い事が望ましいのですが、電気の保安用接地と異なり、10オーム以下でなければならないと言う事はありません。
- 4.消耗材は必要ですか?
- 答: 必要ありません。 他社製品には地面からの電荷を集めるために塩類を使用するタイプの「落雷防止装置」もありますが、塩類を毎年、地中に補給することは環境負荷が大きいのではないでしょうか? また費用も大変です。 PDCEでは、塩類などの補給は必要としません。
- 5.PDCEには落雷しないのですか?
- 答: PDECも避雷針ですから、条件によっては落雷を受けることもあります。例えば、冬季雷などで、雷雲の高さが低い場合、標高の高い場所で空中に高く設置されたPDCEには雷雲でスッポリと覆われてしまう事もあります。
この場合には、確実にPDCEに放電します。
また、その他の場合でも電界が非常に強ければ、PDCEとの間での放電、すなわち落雷は発生し得ます。
避雷設備というのは、雷撃を受けた場合に安全に雷電流を地下に拡散すいるというのが目的ですから、雷撃を受けることを前提とした規格です。 雷撃を受けない「避雷設備」であれば、避雷設備として使用することはできません。
- 6. PDCE避雷針のメリットとデメリットは何でしょう?
- 答: デメリットですが、
1】 重い 8Kg から10kg あります。
2】 側面の面積もただの棒よりは大きいので、風圧を多く受ける
3】 以上の1】と2】から支持管が太くなり、重くなる
4】 価格も高価である
というデメリットをカバーするのが
次の様ようなメリットです。
1】 落雷を受けないので大電流が流れず、建築物の附帯設備に対する副作用がない
2】 もし、抑制できない場合でも、雷電流を安全に地中に流すという点では、従来避雷針と同じ
3】 世の中の認識は変化していて、自社設備を護れれば良いだけでなく、近隣に対する副作用も防止しなければならないし、屋外イベント、遊園地、ゴルフ場、学校、公園などの屋外施設の管理者/運営者は、施設利用者の保護・安全を計る事も必要な時代になりつつあります。